精選版 日本国語大辞典 「月並\月次の祭」の意味・読み・例文・類語 つきなみ【月並・月次】 の 祭(まつり) 陰暦六月と一二月の一一日に、神祇官(じんぎかん)に百官を召集して行なわれた神事。中臣氏が祝詞を宣(の)り忌部氏が伊勢神宮をはじめ全国の主要な神々に幣帛(へいはく)を班(わか)って、国家の安泰と天皇の福運を祈る祭儀。もと月ごとに行なわれるべきものであったので「月なみ」の名があるが、半年ずつまとめて夏と冬の二季に催された。室町時代に廃絶したが、明治五年(一八七二)六月再興された。[初出の実例]「季夏〈月次祭〉〈略〉季冬〈月次祭〉」(出典:令義解(718)神祇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例