朝倉神社(読み)あさくらじんじや

日本歴史地名大系 「朝倉神社」の解説

朝倉神社
あさくらじんじや

[現在地名]高知市朝倉

朝倉の北部にある小高い赤鬼あかぎ山の東南麓に鎮座する。東方かがみ川が流れ、南方に本山氏の朝倉城のあったじよう山がそびえる。祭神は天津羽羽神、天豊財重日足姫天皇(斉明天皇)。旧県社。「延喜式」神名帳に土佐郡五座の一として「朝倉アサクラノ神社」がみえ、「土佐国風土記」逸文には「土左の郡。朝倉の郷あり。郷の中に社あり。神のみ名は天津羽羽の神なり。天石帆別の神、天石門別の神のみ子なり」とある。

「日本書紀」斉明天皇七年五月九日条の「天皇、朝倉橘広庭宮に遷りて居ます。是の時に、朝倉社の木をり除ひて、此の宮を作る故に、神忿りて殿を壊つ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「朝倉神社」の解説

朝倉神社

高知県高知市にある神社。1657年に建てられた本殿は国の重要文化財に指定されている。

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