朝鮮戦争休戦協定(読み)チョウセンセンソウキュウセンキョウテイ

デジタル大辞泉 「朝鮮戦争休戦協定」の意味・読み・例文・類語

ちょうせんせんそう‐きゅうせんきょうてい〔テウセンセンサウキウセンケフテイ〕【朝鮮戦争休戦協定】

朝鮮戦争休戦に関する国際協定米軍主体の国連軍北朝鮮人民軍中国人民義勇軍の三者間で1953年7月に締結署名板門店で行われた。これにより北緯38度線付近に軍事境界線が設定され、その南北約2キロの範囲非武装地帯とされた。継戦を主張する大韓民国は休戦に反対し署名を拒否した。

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共同通信ニュース用語解説 「朝鮮戦争休戦協定」の解説

朝鮮戦争休戦協定

1950年6月25日に北朝鮮韓国に攻め込み勃発した朝鮮戦争で、53年7月27日に米軍を中心とする国連軍と北朝鮮の朝鮮人民軍、中国人民義勇軍の3者が結んだ協定。韓国は休戦に反対し、調印を拒否した。協定により、朝鮮半島は北緯38度線に代わり、軍事境界線とその南北それぞれ約2キロの非武装地帯(DMZ)で分断された。国際法上は現在も戦争状態が続いており、北朝鮮は休戦協定の平和協定への転換を繰り返し求めている。(ワシントン共同)

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