朝鮮戦争休戦協定(読み)チョウセンセンソウキュウセンキョウテイ

デジタル大辞泉の解説

ちょうせんせんそう‐きゅうせんきょうてい〔テウセンセンサウキウセンケフテイ〕【朝鮮戦争休戦協定】

朝鮮戦争休戦に関する国際協定。米軍主体の国連軍北朝鮮人民軍中国人民義勇軍の三者間で1953年7月に締結。署名板門店で行われた。これにより北緯38度線付近に軍事境界線が設定され、その南北約2キロの範囲が非武装地帯とされた。継戦を主張する大韓民国は休戦に反対し署名を拒否した。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

朝鮮戦争休戦協定

1953年7月に板門店で、国連軍司令官を務める米陸軍のクラーク大将と、中国人民志願軍の彭徳懐司令員、朝鮮人民軍の金日成(キム・イルソン)最高司令官が署名。韓国は休戦に反対し、署名に加わらなかった。この協定により、北緯38度線付近を軍事境界線として南北2キロ以内を非武装地帯(DMZ)に設定した。 <戦時作戦統制権> 戦争が起きた際に部隊の作戦を指揮する権限。韓国は朝鮮戦争中の1950年、米国のマッカーサー国連軍司令官に軍の作戦指揮権を委譲して以来、戦時に自国軍を指揮できない状態が続く。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権とブッシュ政権が2012年に韓国に移管することで合意したが、北朝鮮情勢の悪化により李明博(イ・ミョンバク)政権の要望などで延期。文在寅政権は早期移管を求める方針を示している。 <朝鮮国連軍> 1950年の朝鮮戦争勃発で国連安全保障理事会決議により創設され、参加国は米英など18カ国。朝鮮国連軍司令部は当初東京にあったが、53年の休戦協定後にソウルに移り、日本には後方司令部が設置された。日本は現在、朝鮮国連軍参加の11カ国と地位協定を結び、普天間飛行場など在日米軍基地の使用を米国以外の国にも認めている。北朝鮮が洋上で違法に物資を積み替える「瀬取り」監視のため、豪州、カナダ両軍がこの地位協定に基づき米軍嘉手納基地を拠点として使用した。

(2018-06-25 朝日新聞 朝刊 3総合)

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