板門店(読み)はんもんてん(英語表記)P`anmunjǒm

精選版 日本国語大辞典 「板門店」の意味・読み・例文・類語

はんもんてん【板門店】

朝鮮半島中部、北緯三八度線の南側五キロメートル、開城東方八キロメートルにある地。一九五三年朝鮮戦争の休戦会談が行なわれ、休戦協定が締結されたところ。現在も軍事休戦委員会議や南北赤十字会談などが行なわれている。パンムンジョム

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デジタル大辞泉 「板門店」の意味・読み・例文・類語

はんもんてん【板門店】

朝鮮半島中西部、北緯38度線の南5キロにある地名。1953年に朝鮮戦争の休戦会談が行われた地。その後も軍事休戦委員会が常置され、南北の連絡会議が開かれている。パンムンジョム。

パンムンジョム【板門店】

はんもんてん(板門店)

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改訂新版 世界大百科事典 「板門店」の意味・わかりやすい解説

板門店 (はんもんてん)
P`anmunjǒm

大韓民国朝鮮民主主義人民共和国の境をなす休戦ライン上の要地。開城から東に約10km,ソウルから北に約50km離れた非武装地帯内にある。1951年10月から朝鮮戦争の当事者である北朝鮮・中国軍と韓国・アメリカ軍国連軍)の代表がここで休戦会談を行い,53年には休戦協定の署名が行われ,現在は両者共同管理している。会議場の他に,北朝鮮側に板門閣,韓国側に〈自由の家〉があって,それぞれ報道関係者や観光客が訪れている。70年代以来,ここで南北会談もしばしば行われている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「板門店」の意味・わかりやすい解説

板門店
はんもんてん / パンムンチョム

朝鮮半島のほぼ中央部にある北緯38度線の南方5キロメートル、開城市の東方9キロメートルの地。ソウル―新義州間の京義街道にあった一寒村で、ノルムン(板の門)リ(里)といわれた所であったが、1953年朝鮮戦争の軍事休戦協定がここで締結されてから世界的に知れわたった。現在も休戦会談所として南北朝鮮間の軍事連絡特別委員会、南北赤十字会談所になっている。

[魚 塘]


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百科事典マイペディア 「板門店」の意味・わかりやすい解説

板門店【はんもんてん】

朝鮮の休戦ライン上,ソウル北方約50kmの非武装地帯内にあり,1953年7月27日,朝鮮戦争の休戦協定が調印された所。現在は朝鮮民主主義人民共和国と米韓軍が共同管理し,南北会談などが開かれる場所になっている。観光客も訪れることができる。
→関連項目開城

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「板門店」の解説

板門店(はんもんてん)
P‘anmunj&obreve;m

1951年7月に開城で開始された朝鮮休戦会談は,一時中断後,10月に開城の東方約10kmの寒村である板門店で再開された。休戦成立後,板門店は非武装地帯内に位置し,共同管理地域として南北会談などに利用されている。

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旺文社世界史事典 三訂版 「板門店」の解説

板門店
はんもんてん
Pan-mun-jeom

朝鮮半島中部,北緯38度線の近く,開城市の東方にある村
朝鮮戦争(1950〜53)の休戦会議が開かれ,停戦ラインが固定した現在は,南北の軍事的会談の窓口となっている。

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旺文社日本史事典 三訂版 「板門店」の解説

板門店
はんもんてん

大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国との境界の非武装中立地帯にある村
朝鮮戦争(1950〜53)の停戦協定が,1953年7月ここで調印された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「板門店」の意味・わかりやすい解説

板門店
はんもんてん

パンムンジョム(板門店)」のページをご覧ください。

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