デジタル大辞泉 「木綿綿」の意味・読み・例文・類語 もめん‐わた【木綿綿】 綿花を精製して一定の厚みにのばしたもの。布団や衣類などの中に入れる。わた。《季 冬》 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「木綿綿」の意味・読み・例文・類語 もめん‐わた【木綿綿】 〘 名詞 〙 =もめん(木綿)①〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「夜着にも蒲団にも皆木綿綿を入れ」(出典:日本読本(1887)〈新保磐次〉四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
旺文社日本史事典 三訂版 「木綿綿」の解説 木綿・綿もめん・わた 木綿の種子に付着する毛状の繊維,またそれからつくった糸・織物鎌倉・室町前期には宋や朝鮮からの貴重な輸入品であったが,室町後期に大陸から綿の種が渡来し,木綿栽培が西日本から普及した。元禄期(1688〜1704)には畿内が中心で,東北・北陸を除く各地に商品作物として発展。綿花から綿(実綿)をとり糸を紡ぎ(繰綿),綿布を織る。家内工業で商品化し,大坂の問屋で集散。麻にかわり庶民の衣服として普及したが,開国後輸入綿布が増大し,明治時代以後,短繊維で割高な日本綿花は外国綿花におされ衰亡した。 出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報