本俸(読み)ホンポウ

精選版 日本国語大辞典 「本俸」の意味・読み・例文・類語

ほん‐ぽう【本俸】

  1. 〘 名詞 〙 特別手当などを含まない、基本になる俸給。本給。
    1. [初出の実例]「本俸、在勤俸及加俸」(出典:在外公館費用条例(明治二六年)(1893)一条)

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普及版 字通 「本俸」の読み・字形・画数・意味

【本俸】ほんぼう

主たる給与。〔宋書、武帝紀下〕百官、事殷(おほ)く俸(うす)し。祿、に代らず。~供給、昔(さき)に減したる、悉(ことごと)くに復すべし。~其の餘の官僚、或いは本俸よりして素(もと)より少き、亦た疇量(ちうりやう)(計算)して之れをすべし。

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世界大百科事典(旧版)内の本俸の言及

【基本給】より

…日本の賃金体系の中核をなすもので,能率給,時間外手当のほか一時金,退職金などの算定基礎ともなる。基本給は日本では,本給,本俸,本人給などともよばれ,また年齢給,勤続給,学歴給,経験給,職務給,職能給,総合給(いくつかの要素の総合評価給)などに分けられる。このうち,純粋年功賃金ともいうべき年齢給や勤続給は,今ではあまり採用されていない。…

※「本俸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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