本歌(読み)ホンカ

デジタル大辞泉の解説

ほん‐か【本歌】

古歌をもとに和歌・連歌を作った場合の、そのもとの歌。もとうた。
本式の和歌。狂歌・俳諧などに対していう。
「あまり―で退屈いたす時はなぐさみがてら俳諧歌をいたしますが」〈滑・浮世風呂・三〉

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大辞林 第三版の解説

ほんか【本歌】

和歌・連歌で、先人の歌や古歌の言葉・情趣などを踏まえて新たに歌を作った時の、その典拠となった歌。もとうた。
(狂歌や俳諧に対して)本格的な和歌。正統な和歌。
茶道具や茶室などで同形同系統の起源または基準となる作品。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほん‐か【本歌】

〘名〙
古歌をもととして和歌連歌などを作った場合の、そのもとうた。→本歌取
袖中抄(1185‐87)七「此二四八と云事は本歌も慥ならず、義もいはれねばよしなきこととしらんためにしるし申なり」
② (正統の歌の意で) 狂歌俳諧などに対して、本来の和歌。
※吉野山独案内(1671)四「みよしのを本哥(ホンカ)狂哥にあんじても趣向なみだの滝桜哉」

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世界大百科事典内の本歌の言及

【本方】より

…宮中で行われる儀式音楽,御神楽(みかぐら)で,神楽歌を歌う歌方の名称の一つ。本方が歌う歌を本歌(もとうた)という。歌方は本方と末方(すえかた)に分かれ,本方は神殿に向かって左側に,末方は右側に向かい合って座る。…

※「本歌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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