山川 日本史小辞典 改訂新版 「本願寺書院」の解説
本願寺 書院
ほんがんじしょいん
1618年(元和4)の再建建築をもとに33年(寛永10)頃に移され,現在の建築となった。東面38.5m,南面29.5m。南側の対面所と北側の白書院からなる。対面所は間口9間・奥行11間半の広間で,奥を上段として押板床を設け,その右側を上々段とし違棚・帳台構・付書院がある。白書院は優れた意匠をもつ住宅で,法主の滞在に備えたのであろう。国宝。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報