杓子で腹を切る(読み)シャクシデハラヲキル

デジタル大辞泉 「杓子で腹を切る」の意味・読み・例文・類語

杓子しゃくしはら・る

できるはずがないこと、また、形式だけのことをするたとえ。すりこ木で腹を切る。
[類語]からすかしらが白くなる甲が舎利しゃりになる舎利が甲になる瓢箪から駒が出る立ち臼も二階へ登る三十日に月が出るり粉木で腹を切る擂り粉木で芋を盛る大海を手で空にしめ結う泰山をわきばさみて北海を超ゆ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「杓子で腹を切る」の意味・読み・例文・類語

しゃくし【杓子】 で 腹(はら)を切(き)

できるはずのないことをする。不可能なことをする。また、形式だけのことをすることのたとえ。
黄表紙・従夫以来記(1784)「豆よりおこる出入なればすりこ木にてたたきあふ。やはりしゃくしではらを切かくなり」

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