デジタル大辞泉 「甲が舎利になる」の意味・読み・例文・類語 甲こうが舎利しゃりにな・る よろいのような堅いものがこなごなに砕け、火葬後の骨のようになる意から、めったにありえないことのたとえ。舎利が甲になる。[類語]舎利が甲になる・烏からすの頭かしらが白くなる・瓢箪から駒が出る・立ち臼も二階へ登る・三十日に月が出る・杓子しゃくしで腹を切る・擂すり粉木で腹を切る・擂り粉木で芋を盛る・大海を手で塞せく・空に標しめ結う・泰山を挟わきばさみて北海を超ゆ 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「甲が舎利になる」の意味・読み・例文・類語 こう【甲】 が 舎利(しゃり)になる ( 「甲」はよろい、一説に頭蓋骨とも。「舎利」は梵語で火葬に付した骨をいう ) 甲のような堅いものが粉々に砕けてしまうこと。めったにありえないこと、また、物の変化の著しいことのたとえ。多く「…ても」など逆接の形で、たとえどんなことがあっても、絶対に、断じてなどの意を表わす。[初出の実例]「くびはくびどうはどう、かふがしゃりになるとても、親の手へは渡すまい」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)夢分舟) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例