瓢箪から駒が出る(読み)ヒョウタンカラコマガデル

デジタル大辞泉 「瓢箪から駒が出る」の意味・読み・例文・類語

瓢箪ひょうたんからこま

意外な所から意外な物が出ること。ふざけて言ったことが実現することのたとえ。
多く打消しの語を伴って)とうていありえないことのたとえ。
[類語](1り豆に花が咲く枯木こぼくに花開く/(2からすかしらが白くなる甲が舎利しゃりになる舎利が甲になる立ち臼も二階へ登る三十日に月が出る杓子しゃくしで腹を切るり粉木で腹を切る擂り粉木で芋を盛る大海を手で空にしめ結う泰山をわきばさみて北海を超ゆ

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精選版 日本国語大辞典 「瓢箪から駒が出る」の意味・読み・例文・類語

ひょうたん【瓢箪】 から 駒(こま)が出(で)

  1. 意外な所から意外の物が出ることのたとえ。冗談半分のことが事実となってしまう場合などにいう。
    1. [初出の実例]「へうたんの駒も出べき春野哉〈良伝〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)
  2. ( 打消の形を伴って ) 道理上、絶対に起こり得ないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「くすみたる物のしなじな〈略〉ひょうたんから駒(コマ)はいでねども、身をまんじてくすむ人もあり」(出典仮名草子・尤双紙(1632)下)

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