空に標結う(読み)ソラニシメユウ

デジタル大辞泉 「空に標結う」の意味・読み・例文・類語

そらしめ・う

空に標縄しめなわを結い渡すような、不可能なこと、思ってもかいのないことを思い煩う。
「いかでかはかばかりの御有様も聞かましと、―・ふ恋しさに」〈浜松・四〉
[類語]からすかしらが白くなる甲が舎利しゃりになる舎利が甲になる瓢箪から駒が出る立ち臼も二階へ登る三十日に月が出る杓子しゃくしで腹を切るり粉木で腹を切る擂り粉木で芋を盛る大海を手で泰山をわきばさみて北海を超ゆ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空に標結う」の意味・読み・例文・類語

そら【空】 に 標(しめ)(ゆ)

  1. 空中にしめ縄を結いわたす。不可能なこと、思ってもかいのないことを思いわずらうたとえ。
    1. [初出の実例]「この人に逢ひたてまつらざらましかば、いかでかはかばかりの御有さまも聞かましと、そらにしめ結ふ恋しさに」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む