来た見た勝った(読み)キタミタカッタ

山川 世界史小辞典 改訂新版 「来た見た勝った」の解説

「来た。見た。勝った」(きた みた かった)
Veni, vidi, vici

カエサルの手紙の語句。前47年8月,ポントスの町ゼラでファルナケス軍を破ったことをローマに報じたもの。勝利の迅速さとラテン語の簡潔さを示す。一説では凱旋式行列高札の句という。

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旺文社世界史事典 三訂版 「来た見た勝った」の解説

来た,見た,勝った
きた,みた,かった
Veni, vidi, vici. (ラテン)

前1世紀,古代ローマの将軍カエサルが小アジアポントゥスを征服した際,ローマの元老院に送った簡潔で適切な報告

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世界大百科事典(旧版)内の来た見た勝ったの言及

【カエサル】より

…次いでエジプトに渡ったが,王位継承の争いにまきこまれた(前48年10月~前47年3月)。戦いに勝って王位につけたクレオパトラと結ばれ,一子カエサリオンをもうけたが,前47年9月,小アジアのゼラでミトリダテス大王の息子ファルナケスを討って,小アジアの秩序を回復した(この時の元老院あて報告が〈来た,見た,勝った〉の3語)。さらにアフリカに渡り,スキピオの率いるポンペイウスの残兵をタプソス(現,チュニジアのテブールバ)に破り(前46年4月6日),小カトーを自刃させた。…

※「来た見た勝った」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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