1962年(昭和37)学校法人藤村学園により東京女子体育大学を創設。藤村学園は1902年(明治35)の私立東京女子体操学校設立を起源とする。建学の精神は「心身ともに健全で,質素で誠実,礼儀正しい女子体育指導者の育成」であり,「女性の感性を生かした体育の実践」を重視した教育を行っている。体育学部のみの女子単科大学であるが,体育大学ならではの充実した体育施設や測定評価装置があり,高度なスポーツ科学や健康科学に関する研究を進め,その理論に裏づけられた実践教育を広く展開している。学生の多くが中学校や高等学校の保健体育の教員をめざしていることから,教員免許の取得や就職などきめこまかな学修支援やキャリアサポートを行っている。キャンパスは東京都国立市にあり,2016年(平成28)現在1565人の学生が在籍。
著者: 山崎慎一
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…女学校のころ健康を害し,せっかく入学した東京女子高等師範学校も中退したが,1902年25歳のときに体育運動によって健康をとり戻し,これが要因となって体育に志を立てた。04年に体操科文検合格女子第1号となり,東京女子体操音楽学校(現,東京女子体育大学)に勤め,08年には校長となって同校を中興し,事実上の創立者と称されるようになった。そのかたわら東京女子医専に学び,またヨーロッパの体育を視察,女子の服装・姿勢の研究で独特の理論を展開するとともに,ドイツの自然体操を奨励した。…
※「東京女子体育大学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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