東京都同情塔(読み)トウキョウトドウジョウトウ

デジタル大辞泉 「東京都同情塔」の意味・読み・例文・類語

とうきょうとどうじょうとう〔トウキヤウトドウジヤウタウ〕【東京都同情塔】

九段理江小説。令和5年(2023)発表近未来東京舞台に、「シンパシータワートーキョー」とよばれる犯罪者施設の塔のようすを、その塔の設計者や刑務官などの視点から描く。第170回芥川賞受賞

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共同通信ニュース用語解説 「東京都同情塔」の解説

「東京都同情塔」

建築家ザハ・ハディドによる国立競技場が存在する、五輪開催後の架空の東京が舞台。建築家の牧名沙羅は「同情されるべき人々」と呼ばれるようになった犯罪者を収容し、快適に住まわせるための高層の刑務所タワー「シンパシータワートーキョー」の設計を請け負う。生成AIとの対話の場面では、質問したり悪態をついたりする沙羅に対し、AIは淡々と、時に諭すように回答する。

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