東海カーボン(読み)とうかいカーボン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東海カーボン」の意味・わかりやすい解説

東海カーボン
とうかいカーボン

カーボンブラックで首位の窯業会社。 1918年寒川恒貞により東海電極製造として創立,電気製鋼用電極のほか,合金鉄,カーバイド用電極を製造。 28年電解板を完成。 1940年代はカーボンブラック,不浸透性黒鉛を開発し,輸出も行う。 50年代は高炉用炭素煉瓦,石灰窒素の生産を他社との合併などにより行う。 60年代は電極で発展。 75年現社名へ変更。特殊炭素製品,炭化ケイ素ウィスカーに展開している。 92年東洋カーボンと合併し,電極でも首位になった。売上構成比は,人造黒鉛電極 32%,カーボンブラック 36%,ファインカーボンほか 32%。年間売上高 597億 8900万円 (連結。うち輸出 18%) ,資本金 154億 3600万円 (1998) ,従業員数 826名 (1999) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android