松ノ本村(読み)まつのもとむら

日本歴史地名大系 「松ノ本村」の解説

松ノ本村
まつのもとむら

[現在地名]桜井市大字三輪みわ

初瀬はせ川沿岸、三輪村南方に立地。慶長郷帳には「松之本村」とみえ、村高は一八〇・八八八石。慶長五年(一六〇〇)織田有楽(長益)領。元和七年(一六二一)幕府領(代官中坊秀祐)編入され、増高で三〇九・六二二石となる。明暦元年(一六五五)津藩(藤堂高次)領となり廃藩置県に及んだ。

宗国史」に「松本村」とあり、戸数四七、人口二一五、祠に天照太神・春日明神・牛頭天王とみえ、牛二疋を保有していた。


松ノ本村
まつのもとむら

[現在地名]御所市大字東松本ひがしまつもともと

御所町西北に接続、東方しも街道、西に高野こうや街道がそれぞれ南北に貫通する。寛永郷帳に初見。村高五八九・四八七石。元和―寛永期(一六一五―四四)に御所町から分離独立、当時は郡山藩(郭住、本多勝行)領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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