デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「松下元芳」の解説 松下元芳 まつした-げんぽう 1831-1870* 幕末の医師。天保(てんぽう)2年生まれ。筑後(ちくご)(福岡県)久留米(くるめ)藩医。広瀬淡窓(たんそう)に儒学を,中島泰民に蘭学をまなぶ。のち緒方洪庵(こうあん)の適塾にはいり塾頭をつとめる。また福沢諭吉の慶応義塾で英語をまなび,藩校医学館でおしえた。明治2年12月9日死去。39歳。名は寿太郎。【格言など】漢よりいで蘭に入りまた英を学ぶ。吾,しいて仕えていまだ名を成さざるを恥ず(辞世) 松下元芳 まつした-もとよし ⇒まつした-げんぽう 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例