日本歴史地名大系 「松崎新田村」の解説 松崎新田村まつざきしんでんむら 福島県:耶麻郡塩川町松崎新田村[現在地名]塩川町五合(ごごう)中屋敷(なかやしき)村・南屋敷(みなみやしき)村の東、雄国(おぐに)山西麓の扇状地帯にある。塩川組に属した。古くは集落は東方にあったが、寛文六年(一六六六)に現在地に移転したといい(新編会津風土記)、同年の「会津風土記」に村名が載る。文化一五年(一八一八)の村日記では高一一〇石余。「新編会津風土記」によると家数八。集落南東方の原は当村および上原(うわはら)新田・中屋敷・南屋敷・常世(とこよ)・金森(かなもり)の計六ヵ村入会の秣場であった。 松崎新田村まつざきしんでんむら 岡山県:岡山市旧西大寺市地区松崎新田村[現在地名]岡山市松新町(まつしんちよう)沖新田六番(おきしんでんろくばん)の北にあり、北は松崎村、南域を砂(すな)川が西流する。寛永三年(一六二六)に芥子(けしご)山南麓、松崎村地先の干潟を干拓した新田で、寛文一二年(一六七二)鴨方藩分知の際に、本村となった(吉備温故秘録)。「備前記」によると平場にある集落で、高一千四二四石余、「備陽記」では田畠八九町四反余、家数三七・人数三一九。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば直高九五〇石余、蔵入。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報