風声(読み)カザゴエ

デジタル大辞泉 「風声」の意味・読み・例文・類語

かざ‐ごえ〔‐ごゑ〕【風声/風邪声】

風邪気味で、しゃがれたり、鼻にかかったりする声。かぜごえ。
[類語]音声発声美声悪声金切り声だみ声どら声胴間声鼻声裏声小声猫撫で声声色肉声人声地声大声大音声音吐蛮声がらがら声しゃがれ声しわがれ声塩辛声ハスキーボイス含み声作り声嬌声奇声悲鳴声を上げる声を大にする声を張り上げる声を尖らす声を嗄らす声を忍ばせる声を潜める声を荒らげる声を落とす声を掛ける声を殺す声を揃える声を立てる声を呑む声を励ます声を振り絞る

ふう‐せい【風声】

風の吹く音。風韻。
風のたより。うわさ。風聞。
風格と声望。人望。
[類語](1松籟松濤もがり笛/(2風聞風説風評風の便り評判世評取り沙汰ざた下馬評巷説こうせつ浮説流説流言飛語流言飛語虚説空言俗言前評判デマゴシップ

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精選版 日本国語大辞典 「風声」の意味・読み・例文・類語

ふう‐せい【風声】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 風の音。吹く風の音。
    1. [初出の実例]「攀縟藻而遐尋、惜風声之空墜」(出典懐風藻(751)序)
    2. [その他の文献]〔劉楨‐贈従弟詩〕
  3. 風格と声望。〔劉伶‐酒徳頌〕
  4. 立派な風俗と教え。〔書経‐畢命
  5. 風のたより。おとずれ。消息。〔王朗‐与許文休書〕
  6. うわさ。風説。風聞。
    1. [初出の実例]「使君南来愛風声、春日東嫁洛陽城」(出典:文華秀麗集(818)中・奉和春閨怨〈朝野鹿取〉)

かざ‐ごえ‥ごゑ【風声】

  1. 〘 名詞 〙 風邪(かぜ)をひいて、かすれた声。また、鼻のつまったような声。かぜごえ。〔和英語林集成初版)(1867)〕

かぜ‐ごえ‥ごゑ【風声・風邪声】

  1. 〘 名詞 〙かざごえ(風声)《 季語・冬 》

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普及版 字通 「風声」の読み・字形・画数・意味

【風声】ふうせい

風の音。〔晋書、謝玄伝〕千を以(ひき)ゐて肥水を渡し、~肥水の南に決戰す。~()堅の衆潰(ほんくわい)し、~肥水之れが爲にれず。餘衆~風聲鶴(かくれい)を聞き、皆以て王師已に至ると爲し、行露宿し、重ぬるに凍を以てし、死する、十の七なり。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「風声」の解説

風声 (フウセイ)

動物。ニベ科の海水魚

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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