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板チタン石 イタチタンセキ

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

板チタン石
いたちたんせき
brookite

二酸化チタンの鉱物の一つ。ルチル(金紅石)、鋭錐石(えいすいせき)および赤荻石akaogiiteとは同質四像関係にあるが、安定関係は明らかにされていない。花崗(かこう)岩質ペグマタイト、アプライト、変成岩中の石英脈などの中に産し、多くは斜方板状あるいは柱状の自形をなす。外見上は、形態・色・産状などから識別される。英名はイギリスの鉱物学者ブルックHenry James Brooke(1771―1857)にちなむ。[加藤 昭]

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世界大百科事典内の板チタン石の言及

【酸化チタン】より


[酸化チタン(IV)]
 化学式TiO2。構造の違う3種の変態が知られ,いずれも天然にルチル(正方晶系),板チタン石(斜方晶系),アナターゼ(正方晶系)として産する。またチタン鉄鉱の主成分でもある。…

【ルチル】より

…金紅石ともいう。チタンの重要な鉱石。化学組成はTiO2であるが,TiはNb,Ta,Fe2+,Fe3+により一部置換されている。また,アナタースanatase(鋭錐石ともいう),ブルッカイトbrookite(板(いた)チタン石ともいう)とは多形の関係にある。正方晶系。柱状,針状,しばしば輪座双晶を示し,もろい。赤褐色,赤色,ときに黄色,紫色,Fe3+,Nb,Taを含むものは黒色。ダイヤモンド光沢ないし金属光沢。…

※「板チタン石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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