コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

金紅石 きんこうせきrutile

翻訳|rutile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金紅石
きんこうせき
rutile

TiO2チタンの重要な原料鉱物ルチルともいう。正方晶系柱状結晶,双晶多く,膝折り型,6連晶,8連晶,格子状 (網状ルチル) をなす。硬度6~6.5,比重 4.2~5.6。金剛光沢,赤褐,赤,帯黄,帯青などの色を呈し,造岩鉱物のうち最高の屈折率ω2.6124,ε2.8993。動力変成岩火成岩中に広く産する。人工金紅石はチタニヤと呼ばれ,適当な仕上げでダイヤモンドに近い感じの人造宝石になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

大辞林 第三版の解説

きんこうせき【金紅石】

二酸化チタンからなる鉱物。正方晶系。樹脂状光沢を有し、赤褐色・灰色・黒色などさまざまの色を呈する柱状ないし粒状結晶。変成岩や火成岩中に広く産する。ルチル。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金紅石
きんこうせき
rutile

鉱石鉱物名。英名そのままでルチルともいう。鋭錐石(えいすいせき)、板チタン石および未命名のTiO2鉱物と同質四像関係にあるが、これらの安定関係については明らかになっていない。火成岩や変成岩を貫く石英脈中、とくに水晶の透明な結晶中に針状結晶をなすほか、熱水変質を受けて多量のアルミニウム鉱物が生成された火山岩・火砕岩(火山砕屑(さいせつ)岩)中に産する。花崗(かこう)岩質ペグマタイト中にも産し、ときに多量のニオブNbやタンタルTaを含む。自形は錐面が発達した正方柱状。徳島県徳島市眉山(びざん)や福島県郡山市手代木(てしろぎ)などは有名な産地。命名は「赤」を意味するラテン語rutilusに由来する。[加藤 昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の金紅石の言及

【ルチル】より

…金紅石ともいう。チタンの重要な鉱石。…

※「金紅石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

金紅石の関連キーワード擬金紅石(データノート)金紅石(データノート)ブラックサンドルチル型構造鉄タンタル石チタン精錬業オージェル石酸化チタン板チタン鉱チタン磁器草入り水晶樹脂状光沢ブロック石ケララ州酸化鉱物漂砂鉱床イボン石チャオ石擬金紅石合成宝石