板書(読み)バンショ

  • いたがき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

授業のなかで、その授業の目標を効果的に達成するために、教師や学習者が黒板に文字、図、絵などを書くこと、あるいは書かれたものをいう。板書の内容や利用の仕方は、〔1〕教師が教材の内容を説明や解説によって伝達することを主とする授業では、教師の教授活動を補強するために、たとえば、話す内容の補足、まとめ、関連の具体的提示といった、提示解説の視覚的補助用具として利用される。これに対して、〔2〕学習者の学習活動を中心に据えた授業では、学習活動の展開を助けるために利用され、学習課題や学習者の発言などが書かれ、学習者による板書も奨励される。〔3〕教授、学習活動の統一としての授業では、板書は教師と学習者の計画的かつ創造的な活動を持続的に展開させる一つの視覚的用具として利用される。今日では、この〔3〕の板書のあり方が求められている。

[大槻和夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 黒板に書くこと。また、書かれたもの。ばんしょ。
※若い人(1933‐37)〈石坂洋次郎〉上「間崎は一度も板書きする機会が無かった白墨を」
〘名〙 板に字を書くこと。特に、学校の授業で黒板に書くこと。

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