20世紀日本人名事典 「林霊法」の解説
林 霊法
ハヤシ レイホウ
昭和・平成期の僧侶 養林寺住職;元・知恩寺(浄土宗大本山)法主;元・東海学園女子短期大学学長。
- 生年
- 明治39(1906)年9月29日
- 没年
- 平成12(2000)年3月7日
- 出生地
- 愛知県名古屋市
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学文学部哲学科〔昭和5年〕卒
- 経歴
- 8歳で僧籍に入り、大学卒業後の昭和6年友松円諦、増谷文雄らの仏教法政経済研究所主事を務める。8年1月新興仏教青年同盟(妹尾義郎委員長)に参加、書記長となり、仏教界の覚醒と反戦、平和の運動を続ける。12年10月治安維持法違反で検挙、拘禁。戦後21年12月妹尾らと仏教社会主義同盟の結成に参加。25年1月から浄土宗立東海高等学校校長となった。37年4月東海女子高校を創立、39年4月東海学園女子短大を設立して校長、学長に就任した。44年〜平成6年浄土宗本山百万遍知恩寺法主になり、個人機関紙「大地」を発行、民衆伝道に努力した。大僧正。著書に「法然上人の生涯と信仰」「妹尾義郎と新興仏教青年同盟」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報