柚湯(読み)ユズユ

デジタル大辞泉 「柚湯」の意味・読み・例文・類語

ゆず‐ゆ【×柚湯】

冬至の日、ユズの実を入れて沸かす風呂ひびあかぎれを治し、また、風邪予防になるという。冬至湯。 冬》「―すやきずを加へし胸抱いて/波郷
ユズを砂糖煮にし、その香りのついた砂糖湯を熱湯で薄めた飲み物。
[類語]初湯菖蒲湯産湯

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精選版 日本国語大辞典 「柚湯」の意味・読み・例文・類語

ゆず‐ゆ【柚湯】

  1. 〘 名詞 〙 冬至の日、柚の実を入れて沸かした風呂。ひび、あかぎれなどに効果があり、また、かぜの予防になるともいう。ゆずぶろ。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「けふは冬至で柚湯故、いつもより中が込み」(出典:歌舞伎・霜夜鐘十字辻筮(1880)五幕)

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