栄養調査(読み)えいようちょうさ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「栄養調査」の意味・わかりやすい解説

栄養調査
えいようちょうさ

厚生労働省国民健康増進目的のもと,国民の栄養摂取量や身体の状況,生活習慣の状況を把握するため行なう調査。1945年,外国から食料援助を受けるのに必要な基礎データを得るため,連合国総司令部指令によって実施されたのが始まり。1952年からは栄養改善法に基づき国民栄養調査として,2003年からは健康増進法に基づき国民健康・栄養調査として実施。調査は栄養摂取状況(摂取した食品名称および量,外食・欠食状況など)を中心に,身体状況(身長体重血圧血液検査など),生活習慣(睡眠飲酒喫煙など)について詳細に行なわれる。調査時期は毎年 11月。調査開始以来,栄養摂取状況調査と身体状況調査以外の項目は生活環境や社会状況に伴い変わってきた。また栄養摂取状況調査については,1995年以降は世帯単位から個人単位へ,複数日から 1日のみの調査へと改められた。

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栄養・生化学辞典 「栄養調査」の解説

栄養調査

 栄養政策を立案したり,評価する目的で,ある集団の健康状態,栄養,食習慣,栄養知識,その他健康に関する事項を調査すること.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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