核蛋白質(読み)カクタンパクシツ

デジタル大辞泉 「核蛋白質」の意味・読み・例文・類語

かく‐たんぱくしつ【核×蛋白質】

核酸たんぱく質複合体。核酸の種類により、デオキシリボ核たんぱく質、リボ核たんぱく質に大別され、たんぱく質は塩基性のものが多い。染色体リボゾーム、あるいはウイルス体の構成成分として存在

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精選版 日本国語大辞典 「核蛋白質」の意味・読み・例文・類語

かく‐たんぱくしつ【核蛋白質】

  1. 〘 名詞 〙 蛋白質と核酸とが結合した複合蛋白質生体細胞内にあって細胞の発育増殖に重要な働きを持つ。結合する核酸の種類によってデオキシペントース核蛋白質とペントース核蛋白質に大別される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「核蛋白質」の意味・わかりやすい解説

核蛋白質
かくたんぱくしつ
nucleoprotein

核酸蛋白質の複合体。核酸は酸性物質なので,複合体形成に参加する蛋白質は塩基性アミノ酸に富む。核内の核蛋白質はデオキシリボ核酸 DNAヒストンあるいはプロタミンの複合体である。また細胞質中のリボソームリボ核酸 RNAと蛋白質の複合体である。

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