日本大百科全書(ニッポニカ) 「桂皮アルデヒド」の意味・わかりやすい解説 桂皮アルデヒドけいひあるでひどcinnamic aldehyde 芳香族不飽和アルデヒドの一種。(E)-3-フェニルプロペナールともいう。シナモンの香りの成分であり、カシアの葉・桂皮に多く含まれているほか、パッチュリ油などの植物精油中にも存在する。化学式C6H5-CH=CH-CHO、分子量132.2。ニッケイのにおいが強い黄色の液体。沸点252℃(一部分解する)。エタノール(エチルアルコール)、エーテルなどの有機溶媒に溶ける。菓子、せっけんなどの香料としての用途をもつ。[廣田 穰][参照項目] | カシア | シナモン | ニッケイ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例