案の如く(読み)アンノゴトク

精選版 日本国語大辞典 「案の如く」の意味・読み・例文・類語

あん【案】 の=如(ごと)く[=如(ごと)

  1. 推量していたとおり。思ったとおり。案の定。
    1. [初出の実例]「如案多銭有残」(出典参天台五台山記(1072‐73)四)
    2. 「あんの如く三年して遼東と云州の守護になったぞ」(出典:玉塵抄(1563)一)
    3. 「ろくではあるまいと思ふと案(アン)のごとくだ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)
  2. 計画やくふうのとおり。
    1. [初出の実例]「あんのごとくし侍ければ、たやすく取ってこれを食ふ」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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