デジタル大辞泉 「流石」の意味・読み・例文・類語
さすが【流=石/×遉】
1 評判や期待のとおりの事実を確認し、改めて感心するさま。なるほど、たいしたもの。「この難問が解けるとは―だ」
2 あることを一応は認めながら、一方でそれと相反する感情を抱くさま。あることをそのままは容認できないさま。そうとばかりも言えない。やはりそうもいかない。
「世の中なべて
[副]
1 予想・期待したことを、事実として納得するさま。また、その事実に改めて感心するさま。なるほど、やはり。「一人暮らしは―に寂しい」「―(は)ベテランだ」
2 あることを認めはするが、特定の条件下では、それと相反する感情を抱くさま。そうは言うものの。それはそうだが、やはり。「味はよいが、これだけ多いと―に飽きる」「非はこちらにあるが、一方的に責められると―に腹が立つ」
3 (「さすがの…も」の形で)そのものの価値を認めはするが、特定の条件下では、それを否定するさま。さしもの。「―の名探偵も今度ばかりはお手上げだろう」
[補説]1と1は、感動詞的にも用いられる。「―、センスがいいね」
[類語]なるほど・果たして・果たせるかな・案の定・果然・やはり・やっぱり・案の