梨羽時起(読み)ナシハ トキオキ

20世紀日本人名事典 「梨羽時起」の解説

梨羽 時起
ナシハ トキオキ

明治〜昭和期の海軍中将,男爵 貴院議員。



生年
嘉永3年8月19日(1850年)

没年
昭和3(1928)年10月24日

出生地
長門国萩(山口県)

旧姓(旧名)
有地

経歴
長州藩士の二男として生まれる。兄はのちの海軍中将・有地品之允。明治13年海軍中尉に任官。軍艦海門、葛城金剛秋津洲、橋立、鎮遠高砂常磐初瀬などの艦長歴任。日露戦争には第一戦隊司令官として出征、38年旅順鎮守府司令官に転じた。40年海軍中将。同年戦功により男爵となる。41年予備役に編入。44年貴院議員。富士生命保険社長なども務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 旧姓

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梨羽時起」の解説

梨羽時起 なしば-ときおき

1850-1928 明治時代の軍人
嘉永(かえい)3年8月19日生まれ。有地品之允の弟。もと長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩士。戊辰(ぼしん)戦争に従軍。維新後,海軍へはいり,日清戦争では赤城艦長,日露戦争では第一艦隊司令官,旅順口鎮守府艦隊司令官をつとめた。海軍中将。貴族院議員。昭和3年10月24日死去。79歳。本姓は有地。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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