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植物極 しょくぶつきょくvegetal pole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

植物極
しょくぶつきょく
vegetal pole

動物の卵で,極体の放出される動物極に対応する極。卵の中の種々の物質や細胞の構成要素の配置は極性をもち,核は動物極に位置し,その反対極である植物極には卵黄が蓄積し胚の栄養に用いられている。端黄卵では特に植物極付近に卵黄が多く,部分割卵ではこの部分は卵割しない。全割卵ではこの部分は主として内胚葉に分化する。ウニ卵などでリチウム塩処理をした卵は,分離した植物半胚は極端に腸の大きい外原腸を形成,ときには反転した腸を分化する。この現象を植物極化と呼んでいる。植物極に活性中心をもつ植物極勾配があると考えられている。

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大辞林 第三版の解説

しょくぶつきょく【植物極】

多細胞動物の卵で、極体の生じる動物極の対極。端黄卵では一般に、この極の側に卵黄がかたよっている。静極。 ⇔ 動物極

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