20世紀日本人名事典 「榊亮三郎」の解説
榊 亮三郎
サカキ リョウザブロウ
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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明治~昭和期のサンスクリット学者。1895年(明治28)帝国大学文科大学(現、東京大学文学部)言語学科を卒業。三高教授を経て、1907年(明治40)新設の京都帝国大学文科大学文学科に迎えられ、3年間の外遊ののち梵語(ぼんご)学梵文学講座担当教授となって、1932年(昭和7)まで在任した。関西におけるフランス語およびラテン語教育の先達であり、とりわけサンスクリット学習をインド・イラン学の視野でとらええた日本最初の先覚者である。また国際的には『梵蔵漢和対校飜訳名義大集(マハーヴィユットパッティ)』の労作により著名である。
[大地原豊 2018年10月19日]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報