槍錆(読み)ヤリサビ

デジタル大辞泉 「槍錆」の意味・読み・例文・類語

やりさび【槍錆】

端唄はうたうた沢。文政年間(1818~1830)の流行歌「与作踊り」の音頭もとに、幕末歌沢笹丸歌詞を改め、節付けしたものという。「槍はさびても名はさびぬ」で始まる。

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精選版 日本国語大辞典 「槍錆」の意味・読み・例文・類語

やりさび【槍錆】

  1. ( 「槍はさびても名はさびぬ」の歌い出しから ) 端唄歌沢曲名本調子浪人心意気をうたったもの。音頭風の三味線の手がつく。派によって囃子詞(はやしことば)が違う。歌舞伎殺し場にもよく用いられる。

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百科事典マイペディア 「槍錆」の意味・わかりやすい解説

槍錆【やりさび】

端唄,うた沢の曲名。〈槍はさびても名はさびぬ……〉と浪人の心意気を歌ったもの。槍を持って踊ることがあり,歌舞伎の殺しの場面に用いられることがある。作者は不明。

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