心意気(読み)ココロイキ

デジタル大辞泉の解説

こころ‐いき【心意気】

気だて。心ばえ。特に、さっぱりした気性。
「あの鼠小僧と云う野郎は、第一―が嬉しいや」〈芥川鼠小僧次郎吉
物事に積極的に取り組もうとする気構え。意気込み。気概。「心意気を示す」
気どること。つもりになること。
「艶二郎は役者、女郎などの―にて」〈黄・艶気樺焼
真実な気持ち。こころね。
「面(つら)で恋はしねえ。―でするといふのス」〈滑・浮世床・二〉

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説

こころいき【心意気】

長崎の日本酒。酒名は、全国公募により命名。「新たな意気込み、将来に向かって飛躍を期する心意気」の意味が込められている。ラインナップは大吟醸酒、純米酒など。原料米は山田錦。仕込み水は玄武岩層の伏流水。蔵元の「壱岐焼酎協業組合」(現・壱岐の蔵酒造)は昭和59年(1984)創業。所在地は壱岐市芦辺町湯岳本村触。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

大辞林 第三版の解説

こころいき【心意気】

物事に積極的に向かってゆく、きっぱりとした態度。また、そういう気性。気概。 「 -に感ずる」 「その-がうれしい」
きっぷのよい心。意気地。気概。 「大阪商人の-を見せる」 「辰巳芸者の-」
性格。気性。気質。 「世の中に大部かういふ-の者が有るて/黄表紙・艶気樺焼」
なったつもり。また、気どり。 「艶二郎は役者・女郎などの-にて/黄表紙・艶気樺焼」
真情。こころね。 「ぬしの-次第でどうともしいすのさ/洒落本・傾城買二筋道」
(歌舞伎で)真情を表現する身振りや表情をすること。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

こころ‐いき【心意気】

〘名〙
気立て。性格。心掛け。
※評判記・色道大鏡(1678)二「同じてまにて場をとるやうに見せたがる者の心よりなす業なり、かやうの心いき、万事につけて当道に堅くきらふ事也」
② 真実な気持。こころね。慕情。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)道行「流涕(りうてい)こがるる心いき、ことはりせめてあはれなれ」
意気地。気概。また、それを示すもの。達引(たてひき)。いきはり。
※俳諧・口真似草(1656)一「遠山の花を詠哥(えいか)や心いき〈梅盛〉」
※浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)二「待つ間媚(なまめ)く住の江が、出合頭に義村を見ても見ぬ目の心いき、これ恋しりの印なり」
④ 気どること。つもり。
黄表紙・江戸生艷気樺焼(1785)中「艷二郎は役者、女郎などの心意気にて、回向院道了の開帳へ、提灯を奉納せんとおもひ」
⑤ (心ばえを見せる意) 歌舞伎で、役者が台詞(せりふ)によらないで、身振りや顔の表情で心理状態を表現する演技。脚本のト書きなどに用いられる。思い入れ。
※歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)一「ト心いき有。皆皆こなし有て」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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