樹影(読み)ジュエイ

デジタル大辞泉 「樹影」の意味・読み・例文・類語

じゅえい【樹影】[書名]

佐多稲子小説長崎舞台原爆症に苦しみながら生きた男女を描く。昭和47年(1972)刊行。同年、第25回野間文芸賞受賞。

じゅ‐えい【樹影】

物に映る樹木の姿。また、樹木がつくるかげ。こかげ。
[補説]書名別項。→樹影

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精選版 日本国語大辞典 「樹影」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐えい【樹影】

  1. 〘 名詞 〙 木の姿。物に映った木のかげ。また、樹木の陰(かげ)。こかげ。
    1. [初出の実例]「舞衣揺樹影、歌扇動梁塵」(出典懐風藻(751)春日〈安倍首名〉)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐送韓十四江東省親詩〕

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普及版 字通 「樹影」の読み・字形・画数・意味

【樹影】じゆえい

木の姿。唐・杜甫〔韓十四が江東に省覲(せいきん)するを送る〕詩 牛峽靜かにして、聲(だんせい)轉じ 白馬江うして、樹影稀なり

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