機織鳥(読み)ハタオリドリ

デジタル大辞泉 「機織鳥」の意味・読み・例文・類語

はたおり‐どり【機織鳥】

スズメ目ハタオリドリ科の鳥の一群。スズメ大で、植物の葉や小枝を精巧に編んで巣を作る。巣は球状下方に長い出入り口を伸ばした漏斗状などがあり、木にぶら下がる。シャカイハタオリドリでは樹上に巨大なわら屋根状の巣を共同で作り、個々の部屋にすむ。アフリカ南アジア分布

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「機織鳥」の意味・読み・例文・類語

はたおり‐どり【機織鳥】

  1. 〘 名詞 〙 ハタオリドリ科の鳥類のうち特に巧みに巣を作る約七〇種の総称。五種が南アジアに、残りはサハラ砂漠以南のアフリカに分布する。全長一四~一八センチメートル。森林性で赤い部分があり昆虫食のものから、疎林サバンナに住み黄色の部分があって種子食のものまで、いろいろな種類がある。巣は細長い枯葉や繊維を使って枝先に作られ、巧みに編んだ球形で、入口は下側にあり、種によっては、その先が長さ五〇センチメートル以上の筒状になっている。乾燥したサバンナ性のものは大群をなして生活し、集団で営巣一夫多妻であるが、森林性のものは単独性で一夫一妻。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「機織鳥」の解説

機織鳥 (ハタオリドリ)

動物。ハタオリドリ科に属する鳥の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android