正和(読み)しょうわ

精選版 日本国語大辞典 「正和」の意味・読み・例文・類語

しょうわ シャウワ【正和】

[一] 花園天皇の代の年号。応長二年(一三一二)三月二〇日に天変地震などのため改元。正和六年(一三一七)二月三日に文保元年となる。執権北条宗宣、熙時、基時、高時時代出典は「唐記」の「皇帝受朝奏正和」。
[二] 継体天皇の代に行なわれた私年号

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デジタル大辞泉 「正和」の意味・読み・例文・類語

しょうわ〔シヤウワ〕【正和】

鎌倉後期、花園天皇の時の年号。1312年3月20日~1317年2月3日。

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日本の元号がわかる事典 「正和」の解説

しょうわ【正和】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1312年から1317年まで、花園(はなぞの)天皇の代の元号。前元号は応長(おうちょう)。次元号は文保(ぶんぽう)。1312年(応長2)3月20日改元。天災の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『唐記(とうき)』を出典とする命名。正和年間の鎌倉幕府将軍は守邦(もりくに)親王(9代、鎌倉幕府最後の将軍)。執権は北条宗宣(むねのぶ)(11代)、北条煕時(ひろとき)(12代)、北条基時(もととき)(13代)、北条高時(たかとき)(14代)。

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