デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「武田信長」の解説
武田信長(2) たけだ-のぶなが
武田信満の次男。父の死後甲斐(かい)(山梨県)を支配した逸見有直とたたかうが,応永33年(1426)逸見支援のため甲斐に侵攻した足利持氏にくだった。のち関東で足利成氏につかえ,上総(かずさ)(千葉県)庁南,真里谷(まりやつ)に築城した。上総武田氏の祖。通称は八郎,右馬助。
…上総の中世武家。長南氏とも書く。鎌倉時代,桓武平氏上総氏の一族に庁南氏がいるが詳細は不明。長福寿寺(長南郡三途台(さんずのだい)。現,千葉県長生郡長南町)蔵1490年(延徳2)良源座像墨書銘に,寄進者〈上総中務大輔沙弥道歳長南次郎平常秀〉と記されている庁南氏は,その後裔であろう。 この平姓庁南氏のほか,室町~戦国時代には甲斐武田氏出身の庁南氏が生まれる。すなわち甲斐源氏武田信満の次男信長は1456年(康正2)庁南・真里谷(まりやつ)両城を築き,庁南城(現,長生郡長南町長南)を自身の,真里谷城(現,木更津市真里谷)をその子信高の居城とした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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