歳長(読み)としなが

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「歳長」の解説

歳長(陸奥守系・初代) としなが

?-? 江戸時代前期の刀工
初代歳長(山城守(やましろのかみ))の弟。阿波(あわ)徳島の人。京都の二条堀川,摂津大坂をへて伊勢(いせ)(三重県)津藩主藤堂家の鍛冶(かじ)師となる。陸奥守(むつのかみ)を受領延宝(1673-81)ごろの人。通称は二村弥三左衛門。

歳長(陸奥守系・2代) としなが

?-? 江戸時代前期-中期の刀工。
京都の二条堀川にすんでいたが,のち伊勢(いせ)(三重県)八幡にうつった。陸奥守(むつのかみ)を受領。貞享(じょうきょう)-享保(きょうほう)(1684-1736)のころの人。通称は二村左衛門尉。

歳長(山城守系・初代) としなが

?-? 江戸時代前期の刀工。
阿波(あわ)徳島から京都に出,二条堀川,ついで御池猪熊にすむ。山城守(やましろのかみ)を受領。万治(まんじ)(1658-61)ごろの人。初名は広次。通称は二村左近,のち儀左衛門。

歳長(山城守系・2代) としなが

?-? 江戸時代前期の刀工。
京都の二条堀川にすみ,山城守(やましろのかみ)を受領。のち江戸にうつる。貞享(じょうきょう)-元禄(げんろく)(1684-1704)ごろの人。初名は歳信。通称は二村右京進。

歳長(陸奥守系・3代) としなが

?-? 江戸時代中期の刀工。
元文-宝暦(1736-64)のころの人。伊勢(いせ)(三重県)にすんだ。陸奥守(むつのかみ)を受領。通称は二村弥三右衛門。

歳長(山城守系・3代) としなが

?-? 江戸時代中期の刀工。
享保(きょうほう)(1716-36)のころの人で,江戸にすんだ。通称は二村吉蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例