死後硬直(読み)シゴコウチョク

精選版 日本国語大辞典 「死後硬直」の意味・読み・例文・類語

しご‐こうちょく‥カウチョク【死後硬直】

  1. 〘 名詞 〙 死後におこる筋肉の硬化現象。死後二~四時間で現われ、六~八時間で全身の筋肉に及ぶ。ふつうは顎(あご)および項(うなじ)などの上部関節の筋肉からはじまる。死体強直(したいきょうちょく)。死後強直。
    1. [初出の実例]「死体は全体として、こわばっていた。あるいはこれが、死後硬直というのかもしれない」(出典:無関係な死(1961)〈安部公房〉)

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改訂新版 世界大百科事典 「死後硬直」の意味・わかりやすい解説

死後硬直 (しごこうちょく)

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世界大百科事典(旧版)内の死後硬直の言及

【死体現象】より

… 筋肉は死亡直後に弛緩するが,その後硬化し,各関節を曲げたり伸ばしたりすることが困難となる。この現象を死体硬直とか死硬直あるいは死後硬直という。死体硬直は骨格筋だけでなく,平滑筋にも現れ,腸管や心臓にもみられる。…

※「死後硬直」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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