毀誉(読み)きよ

精選版 日本国語大辞典 「毀誉」の意味・読み・例文・類語

き‐よ【毀誉】

〘名〙 そしることとほめること。悪口称賛。また、世間評判評価褒貶(ほうへん)
※伝教大師消息(824‐831頃)弘仁七年五月一日「同殖徳本、不譏誉
集義外書(1709)三「当世の名を求めて、毀誉に動くことは市井の凡俗に違ふことなし」 〔荘子‐徳充符〕

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デジタル大辞泉 「毀誉」の意味・読み・例文・類語

き‐よ【毀誉】

けなすこととほめること。悪口と称賛。
世上の―は、如何なりとも」〈竜渓経国美談

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普及版 字通 「毀誉」の読み・字形・画数・意味

【毀誉】きよ

そしりと、よい評判。〔韓非子孤憤〕治亂の功はに制せられ、の行は毀譽に決せらるれば、則ち修智の廢して、人塞がる。

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