毀誉(読み)キヨ

デジタル大辞泉 「毀誉」の意味・読み・例文・類語

き‐よ【毀誉】

けなすこととほめること。悪口称賛
世上の―は、如何なりとも」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「毀誉」の意味・読み・例文・類語

き‐よ【毀誉】

  1. 〘 名詞 〙 そしることとほめること。悪口と称賛。また、世間評判評価褒貶(ほうへん)
    1. [初出の実例]「同殖徳本、不譏誉」(出典:伝教大師消息(824‐831頃)弘仁七年五月一日)
    2. 「当世の名を求めて、毀誉に動くことは市井の凡俗に違ふことなし」(出典:集義外書(1709)三)
    3. [その他の文献]〔荘子‐徳充符〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「毀誉」の読み・字形・画数・意味

【毀誉】きよ

そしりと、よい評判。〔韓非子孤憤〕治亂の功はに制せられ、の行は毀譽に決せらるれば、則ち修智の廢して、人塞がる。

字通「毀」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android