比布町(読み)ぴつぷちよう

日本歴史地名大系 「比布町」の解説

比布町
ぴつぷちよう

面積:八七・二九平方キロ

昭和三七年(一九六二)一月、上川郡比布村が町制を施行して成立した上川郡の町。上川支庁管内の中央に位置し、南東当麻とうま町、南西から西は旭川市、東は愛別あいべつ町、北は上川郡和寒わつさむ町、士別市、上川郡朝日あさひ町と接する。南東に大雪山が連なる。班渓ぱんけ(八一九・八メートル)などをはじめとする北東と北西部に広がる山林丘陵地が町域の約半分を占めるが、南東町境を南下する石狩川と、西部の山沿いを南流し町南端で石狩川に合流する比布川との間に平坦地が展開し、農地が広がる。その中央近くに比布市街地が形成され、全戸数の約六割が集まる。町域はおおむね南から通称みなみ・比布・比布市街地・東園とうえん蘭留らんるの五地区に大別される。気候は内陸性で寒暑の差が大きく、夏は摂氏三〇度、冬は零下二〇度を超えることもあり、平地で一メートル以上の積雪となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「比布町」の意味・わかりやすい解説

比布〔町〕
ぴっぷ

北海道中部,上川盆地北東を占める町。 1962年町制。地名アイヌ語のピプ (石の多いところの意) に由来。 1891年植民地区画が設定され,94年入植開始。米作野菜果樹栽培畜産が行われる。 JR宗谷本線,国道 40号線が通る。面積 86.90km2人口 3520(2020)。

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