愛別(読み)あいべつ

精選版 日本国語大辞典 「愛別」の意味・読み・例文・類語

あい‐べつ【愛別】

  1. 〘 名詞 〙 親しみ、愛している人と心ならずも別れること。→愛別離苦。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「愛別」の意味・わかりやすい解説

愛別(町)
あいべつ

北海道中央部、上川(かみかわ)総合振興局管内にある町。1961年(昭和36)町制施行。石狩川上流域にあり、町名アイヌ語「アイ・ペッ」(矢・川、またはイラクサ川)に由来。JR石北(せきほく)本線、国道39号が通じる。1894年(明治27)未開原野区画制が施され、翌年和歌山県などから300戸余が入植したのが開発の初めである。国有林が広い面積を占める。農林業が主で、エノキダケの生産で知られるほか、イチゴメロンも産する。面積250.13平方キロメートル、人口2605(2020)。

岡本次郎

『『愛別町史』(1970・愛別町)』


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改訂新版 世界大百科事典 「愛別」の意味・わかりやすい解説

愛別[町] (あいべつ)

北海道中央部,上川支庁上川郡の町。人口3328(2010)。石狩川の河谷部と愛別川の集水域とからなっており,石狩川が上川盆地に入る所に北から愛別川が合流する。町域の大部分は天塩山地南部の山地で,総面積の過半を国有林が占める。愛別の名は,愛別川を指すアイヌ語アイペッに由来し,〈矢・川〉または〈イラクサ・川〉の意と解されている。1894年未開の原野に区画割りが行われ,翌年和歌山県などから300戸余の入植が行われたのが開発のはじまりである。JR石北本線が通る。農業が主産業で,米作を主とし,ほかに木工業などが行われる。
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百科事典マイペディア 「愛別」の意味・わかりやすい解説

愛別[町]【あいべつ】

北海道中央部,上川郡の町。上川盆地の北東隅にあり,石北本線が通じる。町の中央を石狩川と愛別川が流れ,両河川の流域一帯は農業地帯となっているが,大半は山地。農産物のほか,キノコ類などの林産物を産する。250.13km2。3328人(2010)。

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