気体燃料(読み)キタイネンリョウ(その他表記)gaseous fuel

デジタル大辞泉 「気体燃料」の意味・読み・例文・類語

きたい‐ねんりょう〔‐ネンレウ〕【気体燃料】

常温・常圧のもとで気体状態の燃料石炭ガスアセチレンガスプロパンガス天然ガスなど。

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精選版 日本国語大辞典 「気体燃料」の意味・読み・例文・類語

きたい‐ねんりょう‥ネンレウ【気体燃料】

  1. 〘 名詞 〙 常温常圧のもとで気体状態の燃料。石炭ガス、水性ガス発生炉ガス、アセチレンガス、プロパンガス、天然ガスなど。ガス燃料

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「気体燃料」の意味・わかりやすい解説

気体燃料
きたいねんりょう
gaseous fuel

気体状態で使用される燃料。固体燃料液体燃料に対比される。パイプによる連続輸送が可能で、着火性がよく、燃焼ののち灰分を出さないなど、数々の特長を有する。気体燃料として水素、一酸化炭素やメタンエタン、プロパンなどがあげられる。石炭を乾留して得られる石炭ガスは、都市ガスとして古くから照明や炊事、暖房用として用いられてきた。現在は石炭・石油の採掘石油精製の際併産されるガス、メタンを主成分とする天然ガスが家庭用、工業用、電力用として広く使用されている。

[真田雄三]

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世界大百科事典(旧版)内の気体燃料の言及

【燃料】より

…(1)燃焼したときの発熱量が大きいこと,(2)着火,消火,運搬,貯蔵などの取扱いが容易であること,(3)安全で無害であること,(4)生産量が多く,安定した供給ができ,安価であること。 燃料は常温・常圧における状態によって,気体燃料,液体燃料,固体燃料に分けられる。また用途によって一般燃料と,ロケット燃料や核燃料のような特殊燃料に分けることもできる。…

※「気体燃料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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