気脈(読み)キミャク

精選版 日本国語大辞典 「気脈」の意味・読み・例文・類語

き‐みゃく【気脈】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「気血脈絡」の意 ) 血液の通う筋道
    1. [初出の実例]「五臓六腑の気脉の行処を」(出典:史記抄(1477)一四)
    2. [その他の文献]〔塩鉄論‐軽重〕
  3. 他と気持のつながりがつく道。
    1. [初出の実例]「神と我が魂とは、気脈(キミャク)の通じて居る様なものじゃ」(出典文明開化(1873‐74)〈加藤祐一〉初)
    2. [その他の文献]〔張居正‐答薊遼総督〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「気脈」の読み・字形・画数・意味

【気脈】きみやく

血気の循環するすじ。そのつながり。〔塩鉄論軽重鵲息を撫して、疾の由りて生ずるを知る。陽氣んならば則ち之れを損して陰をし、んならば則ち之れを損して陽をす。是(ここ)を以て氣和して、氣留まる無し。

字通「気」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む