出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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水分峠
みずわけとうげ
大分県中部、国道210号が由布市・玖珠(くす)郡九重町(ここのえまち)境を越える所にある峠。標高709メートル。カルト山・野稲(のいね)岳両火山の裾合(すそあい)谷で、大分川と筑後川(ちくごがわ)の分水界にあたり、この名を得た。1895年(明治28)県道が本峠の南西2キロメートル、標高730メートルの川西峠を越えて開かれたが、険しかったので、1912年(大正1)から4年をかけてこの峠筋に路線を変更したもの。峠下に大分自動車道のトンネルが通じている。
[兼子俊一]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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水分峠
みずわけとうげ
大分県中部,由布院盆地と玖珠盆地の境界にある峠。標高 707m。大分川と筑後川の分水嶺をなす。 1895年佐賀県道として南方の川西峠を越える道が開かれたが,急峻なため 1912年から4年の工事を要して,現在の国道 210号線の水分峠経由に変更。 JR久大本線の水分トンネルはこの峠の南を通る。 64年九州横断道路 (やまなみハイウェー) がこの峠で国道 210号線を横切って開通。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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