精選版 日本国語大辞典 「水浜」の意味・読み・例文・類語 すい‐ひん【水浜】 〘 名詞 〙 水のほとり。みずぎわ。水辺。[初出の実例]「唐鳳翔二台下一、周魚躍二水浜一」(出典:懐風藻(751)春苑〈田辺百枝〉)「総て水浜の湿地は、多く草を耕種して牧をなす」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)[その他の文献]〔春秋左伝‐僖公四年〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「水浜」の解説 水浜みずはま 宮城県:桃生郡雄勝町水浜[現在地名]雄勝町水浜分(わけ)浜の北にあり、雄勝湾に東面する漁村。慶長一六年(一六一一)一一月二三日にビスカイノは雄勝に入港しており、同港手前の当地を「サン・ヂエゴSan Diego」と名付けている(金銀島探検報告)。正保郷帳に村名がみえ、高一貫八三七文で畑のみ。「封内風土記」では戸数五四、島として琵琶(びわ)島・稲荷(いなり)島が記される。文政一一年(一八二八)の高は畑二貫一九五文・茶畑一九文、人頭六〇人、人数三三一(「桃生南北本吉南方風土記」及川徳松家文書)、嘉永三年(一八五〇)の高二貫三六六文とほぼ変わらず、うち給所六五文、家数三八、牛一〇、船三七、産物は蛸、鮑、ナマコ、鮪、ホヤなど。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
普及版 字通 「水浜」の読み・字形・画数・意味 【水浜】すいひん 水のほとり。なぎさ。〔左伝、僖四年〕管仲~曰く、~昭王南征して復(かへ)らず、寡人是れ問ふと。(楚の使)對へて曰く、~昭王の復らざるは、君其れ(こ)れを水濱に問へと。字通「水」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報