水縄(読み)ミズナワ

デジタル大辞泉 「水縄」の意味・読み・例文・類語

みず‐なわ〔みづなは〕【水縄】

水糸みずいと」に同じ。
検地用具の一。土地面積を測るときに用いる縄。

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精選版 日本国語大辞典 「水縄」の意味・読み・例文・類語

みず‐なわみづなは【水縄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 検地の用具の一つ。面積を測るのに用いる縄。三つ繰りの麻縄柿渋または蝋(ろう)を引き、一〇〇メートルほどの長さにしたもの。〔勧農固本録(1725)〕
  3. みずいと(水糸)
    1. [初出の実例]「水縄をはるや氷のはしら立〈再笑〉」(出典:俳諧・崑山土塵集(1656)一〇)
  4. 鷹に水をあびせるのに用いる縄。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕

み‐なわ‥なは【水縄・身縄】

  1. 〘 名詞 〙 和船の帆を上下するため、帆桁中央にとりつけ、帆柱先端のせみ滑車)を通して船尾にとる太い麻綱。通常は二本だが、近世の大型船では四本もあり、艫やぐら内部に設けた二個の轆轤(ろくろ)で巻き、伝馬・碇・荷物など重量物のあげおろしにも利用する。みづな。〔名語記(1275)〕

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