水食(読み)スイショク

精選版 日本国語大辞典 「水食」の意味・読み・例文・類語

すい‐じき【水食】

  1. 〘 名詞 〙 水と食料。水を飲み、食物をとること。飲食
    1. [初出の実例]「判官(はうぐゎん)の御菩提を弔ひて、わが御身をばすいじきを止めて、七十余にて往生(わうじゃう)を遂げられける」(出典義経記(室町中か)六)

すい‐しょく【水食・水蝕】

  1. 〘 名詞 〙 雨水や流水などが、地盤岩石などをしだいに削っていくこと。また、その作用。水による浸食
    1. [初出の実例]「其の表面の風化水蝕せしものは、分離して白種雲母片となり」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の水食の言及

【土壌浸食】より

…土壌が降雨,融雪,融氷,流水または風の作用によって,地表から流亡もしくは飛散して土地が荒廃する現象。水の作用に起因するものを水食,風の作用によるものを風食という。土壌浸食が風化の過程と均衡を保ち緩慢に進行するものを正常浸食,地質浸食,自然浸食などという。…

※「水食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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